1.カウンセリング・診察
インプラントを埋め込む箇所と口腔内の骨の状態、歯肉の状態、噛み合せの診察を行います。 レントゲン撮影、口腔内写真撮影、歯形や噛み合せの採得等を行い、口腔内全体での治療計画を立て、十分に患者さんと話し合いをします。
2.術前処置
必要な場合、歯周病、カリエス治療、不良な冠の除去等を行い、衛生状態を良好にし、噛み合せを整えるための準備をします。
3.インプラント手術
診断計画に従い、インプラントの歯根になる部分を埋入します。
手術時間は1本10~15分程度です。
4.手術終了
患者さんの手術後の状態を確認して、帰宅となります。患者さんと話し合いをします。
5.手術後の消毒
翌日、手術部位の確認と消毒を行います。前歯など外観が気になる部位には、ここで仮歯を入れる場合があります。
6.治療期間
患者さんの状態により、1ヵ月から2ヵ月程度の治癒期間(インプラントが骨癒合する期間)を設定します。手術後1週間程度で抜糸し、仮歯を入れます。歯肉の状態と噛み合せの状態をチェックし、修正し、全体のバランスを整えます。
7.最終的な装着歯の作製と装着
全体の噛み合せを整え、表面の色をチェックしながら最終的な装着歯を被せます。
8.定期健診、メンテナンス
インプラントを長持ちさせるために、患者さん自身で口腔内を清潔に保つこと(プラークコントロール)が大切になります。 また、定期健診(1週間後、1ヵ月後、3ヵ月後、半年後)で噛み合せのチェック、骨の検査、被せた歯の緩み等を定期的に検査することでより長持ちさせることができます。